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 投稿者:竜馬  投稿日:2008年 6月13日(金)00時42分8秒
  通報 返信・引用 編集済
  ラフカディオ・ハーン著に『心』という本があります。
短編の随筆の集まりですが、第一章に「停車場で」という6ページからなる超短編文があります。

熊本で押し込み強盗をした男が、警官を殺害し逃走して福岡で捕まり、熊本へ護送されてくる話です。

熊本の駅(現在の上熊本駅と思われる)へ犯人が到着する時、駅前には群集が押しかけ、犯人を今にもリンチにでもしそうな不穏な状況でした。
護送してきた警部は咄嗟に機転をきかせて、殺された警官のご家族は来ておられますかと尋ねた。
人ごみの中から、若い女性と四歳ぐらいの男の子が前へ出る。

護送されて来た犯人は、男の子の前にひざまずき「恨みがあって殺したのではありません、捕まりたくなくて無我夢中でやってしまいました、許して下さい」と涙ながらに泥の中に顔をうずめるようにすりつけたまま叫びだしたのです。
群集はこれを見て、涙を流し暴動を起こすようなことはありませんでした。

警部は群集の心を落ち着かせ、又犯人にも反省と謝罪の機会を与えたのでした。

●昨今の事件を見ると心がありませんね。恨みつらみがない相手でも平気で殺すし、子供でも殺してしまう。人の心が畜生界へ落ちてしまってますね。
 

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